初野地区の朝の冷え込みはすごくて、園庭は凍っています。
お日様が上ってくるのとともに、徐々に溶けて来るのですが、園庭の土はトロトロになっています。
子どもたちがそれを見逃すはずがありません。
寒さも何のその!土の感触を目一杯楽しんでいました。
今日は「グリーンスポーツみなまた」の森で野外活動を行いました。
今週は寒波が水俣にも到来し、朝からの雨も雪に変わり、時折チラチラとしておりました。
しかし、有り難い事に、森の中は木々の葉っぱに守られて暖かく感じます。
多少の雨や雪は気になりません。
自然の見守りは、時に厳しく、時に優しく。その受容の大きさにつくづくと感動します。
子どもたちにとって、一番の師だと思います。
子どもたちは、目一杯身体を使って遊んでいることもあって、あついあつい!と言っています。
エネルギーの固まりなんでしょうね。
生活の中から、体感し、寒ければ服を着る、熱ければ脱ぐといった着脱の工夫など、自分の身体の状態を知り、活動にあった適切な状態を判断出来る力を持って欲しいと思います。
暖かい部屋にばかりいたら、そうした力は決して身につかないだろうし、守られすぎると逆に冷え性になってしまうようです。
今、低体温の子が多いのはこうした環境の変化もあるのでしょう。
本来、人間の平熱は37℃ぐらいだそうですから。
37℃は免疫力も高まるのだそうです。
やっぱり子どもは風の子!
「ムッレ」の活動では、今日はいろいろな温度を測ってみました!
海の水が一番温かく、11℃で他は6℃でした。ちなみに森の外は、車の外気温計で3℃でした。
長らくごぶさたしましたが、心機一転!日記を再開したいと思います。
生きているといろんな事があります。良いことも悪いことも。
しっかり、こころの充電をしましたので、その時々の想いをこれからも綴っていけたらと思います。
拙い文章ながら、読んでいただき、また、「どうしたの?」と励まして下さった皆様、
この場を借りてお礼申し上げます。有り難うございます。
さて、この頃、奮闘中なのは、小学生との関わりです。
園の敷地の一部、「原っぱ」として使っている場所を地域の子たちにも開放しています。
私達が子どもの頃と違い、今は、地方でも自由に遊べる場所が少ないのです。
ドラえもんの空き地のように子ども主体で遊べる空間になればと思っていますが、
遊び下手というか、なかなか上手く行きません。
後に使う人のことを考えずに物を壊したり、お菓子の包み紙やレジ袋等ゴミをちらかしたり、よその敷地の樹木を折ったり・・・トラブルもあります。
自分たちで上手くやっていくために、自然とルールを作り、自分たちで守っていく・・・
そんな姿をイメージしているのですが、「自律」「自治」というにはまだまだ長い道のりでしょうね。
あきらめず、少しでも気づいてほしいなと思って、先日、小学校で少し時間をもらって、
プレイパークの話をして来ました。
ドイツのプレイパークの写真をプロジェクターで映しながら、「君たちと同じ歳のこの子たちは自分で考え行動しているんだよ。自分たちの大切な遊び場は自分たちで守るんだよ。自由と責任はセットなんだ。」というような話をしました。
1年生から6年生までいますので、低学年には難しかったかもしれません。
授業の合間の長い休み時間を10分ほどもらっての駆け足の話でしたので、ちょっと子どもたちの心に届いたか判りませんが、とりあえず、遊んでいい場所だ!というのはわかったようです。次の日からたくさん遊びにきてましたから(笑)
そして、話をした数日後には、片っ端からブロックを砕いて創造的な遊びが行われた模様です・・・積んであったブロックは花壇を作ろうと思っていたのに(泣)・・・
トラブルもたくさん起きるでしょうが、その課題を乗り越えていってほしい!と願っています。