2011 年 9 月 6 日 火曜日
水俣市で5才の頃から和太鼓に親しんできた水俣一中3年生を中心にした7人が約2年ぶりに和太鼓クラブを”再結成”。思い出が詰まった保育園で練習に励んでいる。卒業前にもう一度、演奏発表するのが目標だ。
7人のうち6人は同級生で幼なじみ。水俣市の「はつの保育園」で和太鼓を始めた。小学校入学後も学童クラブの活動として保育園で活動を続け、文化祭などで披露してきた。
中学に進んでからは、ばちを握る機会は少なかったが 、部活動が終わった6月、メンバーの山並千香さん(15)が「もう一度みんなで演奏しよう」と呼びかけた。以来後輩の1年生を加えた7人がはつの保育園に集まり、週1回の練習を重ねている。
リーダーの松本聖也君(15)は「気持ちを合わせて演奏するのが楽しい。みんなが集まって太鼓を打てるのは恐らく最後。秋にある中学の文化祭や地元の音楽イベントで披露したい」と意気込む。はつの保育園の田中健太郎園長は自ら行動を起こす姿勢が 頼もしい」と目を細めていた。
熊本日日新聞 平成23年9月2日付 朝刊