いやー積もりましたね。水俣ではこれだけ雪が降るのは年に1回あるかないかですが、子どものようにうれしかったりします。(ご苦労されている方もいらっしゃるかもしれません、ごめんなさい。)
雪だるま作ったり、雪合戦をしたりしている子どもたちの様子を想像したりして休み中で残念だなあと思いましたが、保護者の皆さんの登園、降園を考えると休み中でよかったなあと思います。
滅多に降らない街でこれだけ積もると当然、交通が混乱するのですが、ウチの車は年中スタッドレスタイヤ履きっぱなしなので、こんな日はこれまた、うれしかったりします。
やっと4WDの実力出せたーといった感じです。
昔、ガンガンとスキーに行っていた頃を思い出し、運転しながら思わず
ユーミンの「ブリザード」を口ずさんじゃったりします。
でも、今思えば、日本中がスキーをやらされていたのかも。おそるべし!
クリスマスは如何お過ごしでしょうか。
我が家では長男が「クリスマスの正しい迎え方」なる情報を本から仕入れてきて実践しておりました。
正当派のクリスマスでは、プレゼントを持ってきてくれるサンタさんのために、ジンジャークッキーと飲み物を置いておくそうです。
それに添える手紙をせっせと書いていましたが、その様子を見ていて思わず大爆笑しそうになりました。(ぐっと腹がねじれそうになるのをガマンしながらこらえましたが)
サンタはフィンランドから来るので漢字に「ふりがな」をちゃんと付けたのだそうです!
なんて、おバカだけど素敵な息子よ!と抱きしめたくなりました。
苦労もありますが、子育てはこんな嬉しいこともたくさんありますよね。
給食チームの研修で熊本市小島にある金守製油所を訪ねました。
(熊本市のさくらんぼ保育園さんとご一緒しました。)
なかなか給食担当は全員そろって研修に出ることが難しいのですが、保護者の皆様のご協力により(お弁当の日ということで)学ぶ機会を設けることができました。ありがとうございます。
以前より、「保育園で使用している食材の産地を訪ねたいね」という話をしていたのですが、今回は食材の仕入れでもお世話になっている熊本市錦ヶ丘のビオ天粧さんのご協力により実現しました。
金守製油所では国内産の菜種を昔ながらの「玉締め」という方法で搾油されています。
菜種を炒って
蒸して
石臼のような機械で絞ります
絞ったかすはこのようになります。
写真ではわかりませんが、さわるとカチンコチンでコンクリートのようです。
機械で砕いて肥料などに利用するそうです。
これは「フィルター」となる織布。使用前
使用後
絞りたての油は琥珀色でとてもいいにおいでした。思わず飲みたくなるほど!?
油というよりジュース?といってもいいかも。
しかし、このままでは製品にはなりません。床下に埋め込んである大きな瓶で3ヶ月ねかせて不純物を分離させるそうです。
現在主流の薬品を使ったりやお湯で洗ったりする製法では速く製品になりますが(商品として早く現金化できる)、その分、抗酸化物質も無くなってしまいます。こうした昔ながらの自然な方法ですと、良い成分もこわすことなく、酸化しにくい良い食用油となるわけです。酸化した油が様々な病気のもとになっているといわれています。
子どもたちのために、このような良い油を使えるのは本当に有り難いです。
この貴重な油、保育園ではフライヤーなど使わずに揚げ物も鍋で大事に使っております。
《もう一言》
小島は昔、海運で栄えた街。今も水路がたくさん残っています。このような工場も水車を利用していたのかもしれません。今は動力は電気ですが、ひとつのモーターでベルトを介して全ての機械を動かしていました。
ということは一斉に動くので準備や段取りが整わなくては出来ません。ご夫婦お二人だけでされていますので、本当に大変なご苦労の上に成り立っています。本当に感謝、感謝です。